〈冷たいレモンラーメン〉初めて聞いた方なら必ず驚かれる名前ですよね。食べ始めは塩味のスープをごくり。塩加減が暑い日にはたまらない。冷たいラーメンに合うように具は細切りに。レモンの濃さはお好みで。いかがですか?美味しそうでしょう?今回はそんな斬新なラーメンの生みの親、青竹手打ち麺藤谷さんへ行ってきました。

冷たいレモンラーメンご馳走様でした。インパクトのあるラーメンですがどのように出来上がったのですか?

ラーメンとレモンは修業時代から絶対に合う!という確信が何故かありました(笑)2年の修業を経て素材探しから始まり、店舗をオープンして約2ヶ月で暖かい〈塩レモンラーメン〉をお店に出しました。
何事にも絶対に手を抜かないと決めている藤谷さん。シンプルな佐野ラーメンだからこそ難しいスープは試行錯誤を繰り返し出来上がった。素材にもこだわりを持ち、麺は塩を入れず粉とかん水のみで仕上げ、餃子は皮から全て手作りしている。粉とお湯のみで出来ている餃子の皮は素材の甘い味に驚かれる。からだに良い物しか使用していないため、お子様の初めての外食などに利用される事が多いと嬉しそうに言っていた。





2020年1月のオープンでは、当初は感染症などで大変ではなかったですか?

一番下から始まったからもう落ちることは無いと思ってやりました!本当に周りの方々に助けられてここまで来ました。
生まれも育ちも佐野の藤谷さん。地域に貢献したい想いから始めたこのお店も4年目。頂いたご縁を繋ぎたいと〈保留ラーメン〉を始めたそうだ。保留ラーメンとは顔も知らない誰かに商品の先払いをし、お裾分けをするサービスだ。様々な商品の中からお裾分けをする商品をメモに記入しカゴへ入れておくと、利用したい方がその中から商品を選べる。利用者は主に学生さんが多く、サービスを利用した方はそのメモに対しお返事を書くとInstagramで掲載してくれるそうだ。人と人を繋ぐ保留ラーメン。ぜひあなたも誰かのために繋いでみては。




また地域貢献の活動としてこども食堂を開催している。こども食堂とは地域住民に対し、無料または安価で栄養のある食事や温かな団欒を提供するためのものと言い、8月24日には第三回の開催を予定している。ラーメンを無料で提供し、お菓子や飲み物を振る舞う。飲食はお客様や友人からの支援品で成り立っている物が多く、内容は気持ち次第。今回は夏休み中の開催のためいつも以上に多くの支援品を募集している。
ラーメンを食べ終えると見える〈ありがとう〉の文字。ラーメンへのこだわりはもちろん常に人に感謝し、繋がりを大切にしている様子が会話の中から多く感じられた。来ていただいたお客様全員に満足してもらいたい。という想いを持ち、今日も麺を打ち続ける青竹手打ち麺藤谷ラーメンさんのこだわりの一品をぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。
渡良瀬通信メンバーズ
青竹手打ち麺藤谷
〒327-0843
栃木県佐野市堀米町612−17
0283-88-9244
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