『日本料理』とは新鮮な魚介や野菜を使い、刺身や煮物・焼き物・汁物・寄せ物など材料の持ち味を生かして調理し、強い香辛料をあまり使わないことが特徴であり、メインの食事にすると体が整うというお話もあるほど体にとっていい事づくしの料理。
あしかが旬亭さんは70年代から鮮魚店を営んでいるご実家の市場と豊洲から毎朝新鮮な素材を仕入れている。現在三代目のお兄様と共に旬の魚や、時にはお客様から要望のあったものを厳選し提供している。
現在夜は、前日までのご予約に限り会席料理を提供している。一番の人気は『さざんか(¥4,950)』メインの和牛の陶板焼きはお客様の目の前で焼く、亭主いちおしの一品だ。ランチメニューのおすすめは女性に人気な『松花堂弁当(¥1,903)』天ぷらや煮物には季節の野菜を使用し、刺し身三点盛り、茶碗蒸しも付き、更には高知・山形県産の米ナスに亭主特製の田楽みそをかけて食べる。特製の味噌は塩分が少なく甘く、米ナスに合うようにじっくり作られている。
そしてなんと今都内では、アジの水揚げ量日本一の長崎県松浦市による『アジフライの聖地』宣言から空前のアジフライブームらしい。その波にのり『アジフライ膳(¥1,430)』を提供。サラダや小鉢が付き、追加で旬のお刺し身(¥495)を付けることも。流行りの一品がここで食べられるそうだ。
一つの膳の中にたくさんの品物がある日本食、メニューはどのように決めているのかを聞くと「季節やお客様の事を思い考案している」と言う。修行時代に培った経験とお客様との会話からアイデアが出ることもあるそう。
30年目を迎え、大変だけど楽しいと笑うあしかが旬亭さん。落ち着いた店内と奥様の手書きの可愛いメニューがどこか懐かしい気持ちにさせてくれる、そんな場所だった。
渡良瀬通信メンバーズ
あしかが旬亭
〒326-0043
栃木県足利市助戸仲町492−1
0284-43-1161
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