あしかが高校生クラブ「あしもり隊」の産業デザイン部(足利工業高校)がデザインを担当した足利市の生活路線バス・あしバスアッシーのラッピングバスが2台、市内を走り始めた。
あしバスへのラッピングデザインを同隊が担当するのは2年ぶり、2回目。今回は6人のメンバーが担当。4月中旬から準備を始め、試行錯誤しながら完成させた。デザインは2種類あり、「あ!見つけた」をテーマにしたものは「ア」の文字でデザインしたアッシーくんが足利のさまざまな場所をめぐり、新たな発見に感動したり、驚いたりした様子を表現したもので、ポップでかわいらしいもの。もう1台は「moment」がテーマで、水彩画のさまざまな技法を施し足利の花・木・鳥である藤、イチョウ、カルガモをシックなデザインで表現。
9月19日には同市朝倉町のアピタ足利店停留所でお披露目会が行われた。実物を目にした6人は「それぞれのデザインの位置や色の調整を苦心しました。こんなにきれいに仕上げていただいて感激です」と話していた。また、お披露目に訪れた早川尚秀市長は「すばらしいデザインで市民みなさんに楽しくバスに乗ってもらえたらうれしい。これからもまちづくりに協力してください」と声を掛けていた。