石材屋さんといったら何を想像しますか?
墓石、砂利、もちろんあります。
でもこちらの石材店はそれだけではないんです!
墓石のデザインはもちろん、彫刻販売、クリーニング、リフォームもやっています!
今回はそんな多様な倉持石材店さんに取材に行ってきました!
宜しくお願いいたします!
お願いいたします。
それでは初めに倉持石材店さんの歴史を聞かせて下さい。
創業から150年。明治6年から続いています。
彫刻から始まり、代を引き継ぎ現在で4代目になります。
取材中、代々作られてきたものを拝見した。
可愛らしいフクロウのオブジェ、こま犬、仏像、そしてお地蔵様。鮮やかな色を使ったものから石の素材を生かしたものまで幅広く作っている。作り手により雰囲気、形、色合い、そして顔が変わるらしく、現在足利近隣にある2代目のお地蔵様は輪郭、目の大きさ、鼻の形や柔らかい口元から、作り手の優しさと石に対する愛情が大きく感じられた。
歴史ある倉持石材店さんですが、どのようなことをされていますか?
最近ではお墓のリフォームやクリーニングをしています。
足利は山に囲まれた地形のためお墓が山頂にあることも多く、高齢者にとって墓参りが難しくなっている。そんな方々のために墓石を足の運びやすい山の麓に移動してお墓をリフォームする。もちろんその際に新しい墓石を建てることも可能とのこと。
そう、こちらの倉持さん、数多くの墓石を建ててきたこともありお客様からのご要望があればどんなものでも作って下さるそう。
海が好きな女性の墓石には柔らかいピンク色の石を使用し、装飾には可愛らしいイルカと波の様子を施した。花立てにはリボンの加工をし、お花を入れるとまるで花束のようになる仕掛けを発案した。至るところに海や波、イルカが施されたなんとも可愛らしく、見るものを魅了する墓石だった。
そして墓石のクリーニングも請け負っている。
自然の影響を受けやすい墓石は汚れやすく、一度ついた汚れは取れにくい。
そんなときはなるべく機械を使わず、出来るだけ手作業で墓石のクリーニングを行っているそうだ。
可愛らしい墓石に驚きましたが、他にどのようなものができますか?
石ならなんでもできますよ。
こちらの4代目、石の加工を幅広く行っている。
それがなんと石のワインセラー。一つ一つワインボトルが入るように設計がされており、何個も組み重ねていくことができるため無限に好きなワインを集めることができる。
そしてもう一つ、足利市内店舗のロゴを石で制作している。
大きな石をくり抜き、手作業で磨き、加工し、複雑なロゴを形に表したそうだ。
趣味では可愛らしいブタの蚊取り線香立てを作ったりと、遊び心もあり、楽しくユーモアに溢れていた。
代々引き継いできたものを大切にしながらも新しいことに挑戦していく倉持石材店さん。近年では墓石を建てないという選択も増えていますが、故人の好きなもので溢れた墓石を建てることも感謝と愛情を表す一つのカタチではないでしょうか。
渡良瀬通信メンバーズ
〒326-0803 足利市家富町2201
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日曜定休