令和4年4月に開校となった栃木県立足利高等学校の新校舎がついに完成し、10月1日新校舎落成記念式典が挙行された。式典には福田栃木県知事をはじめ、県議、県教委、足利市内学校関係者、工事関係者など多くの来賓が招かれ、校舎の完成を祝った。
共に100年を超える歴史を持つ、旧足利高等学校と足利女子高等学校が合併し、男女共学の足利高等学校として開校して2年半、これまでは旧足利高等学校(本城)での授業であった。
式典の冒頭、学校長式辞の中で、この恵まれた環境に生徒たちは感謝し高校生活を送ることが、新校舎の完成に携わった多くの方々に感謝の意を表すことに繋がる。とし、また教育目標の実現に向けて取り組んで行くことを、同校を支えてきた多くの人々に約束した。
生徒代表として登壇した生徒会長の賣野友胡さんは、入学前より足利高校への憧れをもち、どんな校舎で学べるのか想像し心待ちにしていたこと。より学習環境が整った同校で学べることへの期待。また生徒一同新しい校舎で、未来に向かい新たな挑戦を続け、自己の成長と社会貢献を果たすと語った。
当日、2年生に新校舎の感想を尋ねると「校舎の完成は嬉しく、建物に入ったときの感想は『感動!』でした。白い壁が印象的で、木の香りがいいですね。この校舎なら成績アップ間違いなし。」と笑顔で答えてくれた。3年生の感想は「大きな階段と吹き抜けのソフィアコートが一番のお気に入りです。卒業まで短期間なのでもっと長く通いたかった。」と少し残念そうな表情を浮かべていた。
式典の最後、まっすぐに前を見つめ校歌を歌う生徒たちの姿が印象的だった。