足利市のサイクルイベント「Velo(ヴェロ).Ashikaga サイクルフェスタ」が11月9日、同市岩井町の渡良瀬グリーンプラザ(エコアールグリーンプラザ)を発着点に開かれた。今年は140人ほどが参加し、ヒルクライムのある北部中山間地域コースと渡良瀬川コースでサイクリングしながら、秋の足利を楽しんだ。
同市は市北部の山道を訪れるサイクリストが多いことに着目して足利サークルツーリズム推進協議会を結成し、渡良瀬川堤防上のサイクリングロードもいかして市が持つ豊かな自然や歴史的遺産、観光資源などを結び付け、市内回遊性を向上させてサイクリストが訪れやすい環境を整備して、地域活性化に結びつける新たな取り組みを開始。今年で3回目となった。
毎回、参加者の意見を取り入れてのコースを充実させていることやエイドステーションで提供する地元のお菓子などが人気でリピーターも多い。今年の中山間コースはヒルクライムポイントを複数取り入れ、距離約40㌔に延ばし走り応えのあるものとした。渡良瀬川コースも立ち寄りポイントを変更した。また、タンデムサイクリングを初めて実施した。
早川尚秀市長が歓迎のあいさつを行った開会式後、参加者はガイドライダーの先導で元気よく出発した。今年も市と包括連携協定を結んだ自転車のプロチーム「宇都宮ブリッツェン」の本田晴飛選手、ブリッツェンラヴァーズのYUUさんHINAさんがゲスト参加。同チームを運営するサイクルスポーツマネジメントの柿沼章社長も参加し、イベントを盛り上げた。
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