足利市富田地区の合同防災訓練が9月10日、同市駒場町の市立富田小学校で開かれ、子どもから高齢者まで住民200人が参加。避難所用の機材使用や消火器の取り扱い訓練などを行った。
同訓練は毎年数地区で実施してきたが、2019年の台風19号被害、その後のコロナ禍で実施が見送られ、久しぶりの大規模での訓練となった。
駒場町、迫間町、西場町、多田木町、稲岡町、奥戸町、寺岡町の7地区防災会からの参加者は4班に分かれ、避難所開設・運営訓練、避難所用機材使用訓練、消火器使用訓練、応急救護訓練を実施。資機材使用では避難所での使用が想定される段ボールベッド、エアーマット、パーテーション、トイレセットなどを見て、触れて体験。救護訓練では心臓マッサージなども体験した。同地区は台風19号で大きな被害を受けており、参加者は真剣な表情で訓練に臨んでいた。
また、ハザードマップの展示、非常食の試食などが行われたほか、子どもたちは新聞紙を使って防災グッズのスリッパづくりに挑戦していた。
今年度は三重、久野、大橋の各地区で実施の予定。
目次