『生きる力』 をつける、一人ひとりにあった保育
幼保連携型認定こども園 旭幼稚園 園長
井上 智賀 さん
2024年6月創立50周年を迎える『幼保連携型認定こども園 旭幼稚園』(足利市大沼田町747)。井上智賀園長に同園の50年の歩みと今後について伺った。
「50年前、園児200人からスタートしましたが、私が園長に就任した2008年頃は少子化が顕著になり園児数も大幅に減少した時期でした。そこで「数」から「質」への転換をはかり、少人数であっても一人ひとりにあった保育の提供を掲げ、先生方といっしょに運営方針をつくり上げ、その後は安定した状態で当園を選んでいただけるようになりました。
また2006年には、就学前の子どもに関する制度の改定もあり、0歳の乳児から受け入れできる『認定こども園』も始まりました。2017年に当園も幼保連携型認定こども園へと移行し、同時に今の場所に園舎を新設し、現在は135人の園児が登園しております。
昨今は、子育て支援に力を入れており、子どもだけでなく、親御さん、妊婦さんも含めた幅広い支援が必要だと考えております。」
では、次の50年を見据えた保育とは。
「社会の変化に合わせ、保護者や子ども一人ひとりに寄り添った保育をと考えております。個性の時代とは言っても、義務教育の中では個性を伸ばしきれずにいることも事実です。人生を通じて、対人関係は最も大切であり、そこには『生きる力』が必要となります。園児自らが考え行動し『人と関わる力』を発揮できる人になって欲しいと考えています。」
年内には、6月の50周年記念式典をはじめ、10月の小学校教諭に向けた公開保育開催、12月には「歌う海賊団クリスマスコンサート」も予定されている。
幼保連携型認定こども園 旭幼稚園
〒326-0011
栃木県足利市大沼田町747
0284-91-1003
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