足利市川崎町の薬師寺石川将隆住職)で恒例の花まつりが4月21日に開かれた。昨年に続いて稚児行列が行われ、同町の川崎天満宮から同寺までの約400㍍をかわいい衣装に身を包んだ子どもたちが歩いた。
稚児行列は昨年、約60年ぶりに復活させたもの。同寺では新型コロナウイルス感染症禍で人の交流が希薄になったことを考慮し、親子を対象としたワークショップを開くなど「寺として実施できること」を進めており、同行列もその一環。
当日は足利市内はもとより、館林市、小山市、佐野市などから22人の子どもたちが参加。父母や祖父母と一緒に元気よく歩いた。保護者の一人は「ビデオ撮影もできて、とてもよい思い出がつくれたと思います」と話していた。同寺に到着後は花御堂の誕生仏に甘茶をかけてから記念撮影も行った。行列中は家から出てきた近隣住民から「かわいいね」と声をかけられていた。
まつりでは和太鼓演奏や花の寄せ植えなどのワークショップなどのイベント、キッチンカーの出店などもあり、お寺でのんびりと過ごす家族連れもいた。
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