足利市消防本部は最新で高性能な災害用ドローンの運用を9月1日から開始した。栃木県内初となる衛生アンテナを利用したインターネット環境整備で、撮影した映像をリアルタイムで災害対策本部などに送る機能を持っているほか、既存のドローンに比べ活動時間が大幅に増える。
市では2021年に発生した西宮林野火災など過去に発生した災害から、災害対応に大きな役割を果たす早期に情報収集が必要不可欠という観点から、国の交付金を活用して最新型のドローンを導入した。
災害現場で必要となる拡声機能や物資の投下機能を持ち、飛行時間は55分と従来所有していたドローンに比べ、大幅にアップ。搭載するカメラについても赤外線、ズーム・広角、温度測定、距離測定機能をすべて持ち、夜間活動も可能となっている。また、通常のインターネット回線が使用できない場所でも衛星アンテナを使用することで情報がリアルタイムに送れることが大きな特徴。
10月には同機を活用した情報伝達訓練を予定している。
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