足利市とベトナム・クイニョン市との「相互協力に関する覚書」の締結式が11月11日、史跡足利学校で行われた。
足利市は在住外国人の国籍別人口割合が高く、技能実習生など多くの人が市内産業に従事しているベトナムとの関係構築を進め、2024年6月には早川尚秀市長をはじめとするメンバーでクイニョン市を訪問。その後両市間で調整を進め、覚書締結に至った。
覚書は産業、観光、文化、教育などの分野で相互理解を深め、両市の交流や協力の促進に努めていくことなどを内容としている。クイニョン市からの訪問団(12人)と足利市関係者が列席するなか、早川市長とゴ・ホアン・ナム市人民委員会委員長が覚書にサイン。早川市長は「互いに高め合うすばらしい友好関係を共に築いていきたい」とし、ナム委員長は「覚書締結は大変光栄。これからこの関係がますます発展することを願っています」とあいさつした。
訪問団は11月13日まで滞在し、市内の観光スポット、足利流5Sの視察などを行った。
足利市によれば、クイニョン市はビンディン省に位置する中部ベトナムの主要都市のひとつで人口約48万人。美しい自然景観や歴史文化遺産で知られ、また港湾都市でもあり、同省の経済や政治、文化、科学技術、観光の中心地であるという。
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