足利市の生活路線バス「あしバスアッシー」に歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズ初の位置情報ゲーム「信長の野望・出陣」のデザインと「交通安全」の文字や市民から募集したキャッチフレーズのラッピングを施したバスが9月20日から運行を開始した。〝日本にただ1台〟のバスが交通安全意識の高揚につながることが期待されている
同市出身の襟川陽一さんが社長を務めるゲームメーカー大手・コーエーテクモホールディングスとの包括連携協定により実現したもので、同協定に基づき、これまで交通安全や山火事防止啓発ポスターなどを作ってきた。
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ラッピングバスは同21日から始まる秋の交通安全市民総ぐるみ運動に合わせ、同社の協力を得て実現させたもの。左右と後方の面がラッピングされており、同ゲームのキャラクターとともに昨年2月に市民から募集し決定したキャッチフレーズなどが散りばめられている。同バスはJR足利駅、東武足利市駅、アピタ足利店などを経由する小俣線や松田線などで使用される。運行期間は2年間。
同19日には同市昌平町の史跡足利学校で同運動オープニングセレモニーが開かれ、その後、同町ポケットパークでバスのお披露目が行われた。早川尚秀市長は「ラッピングバスを通して市民に交通安全意識を高めてもらえれば」と話していた。また、関係者の中からは「交通安全啓発が第一だが。ゲームのファンが見学や乗車しに来たりすることも考えられる」と期待の声もあった。
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