ギークピクチュアズ(本社・東京)はギークコミュニティ各社が共同で取り組む、足利市五十部町にある東京・渋谷のスクランブル交差点を模した「足利スクランブルシティスタジオ」を10月14日、約3年ぶりに一般公開。この日を待ちかねていた全国のファンが約4000人以上来場。精巧に作られた〝足利の渋谷〟をたんのうしていた。
同スタジオは足利赤十字病院に隣接する市有地を活用し、2020年6月から運営開始。約6500平方㍍の実物サイズのスタジオで、ハチ公前広場、センター街入り口のアーチ、周辺の街並み、舗装の傷みや汚れ、街路灯の落書きなども再現されており、これまで海外作品を含む数多くの映画やCM、ミュージックビデオなどの撮影地として利用されている。20年の12月に同市民を対象に初公開した。
今回の公開は旧足利西高校一般公開と合わせるかたちで実施。事前予約不要で誰でも参加可能とあって、大人気。同スタジオでミュージックビデオを撮影したシンガーソングライター・藤井風さんのファンで群馬県から来た女性は「藤井さんと同じ場所に立ててとても幸せです。きょう1日、ここにいたいです。また公開してください」とうれしそうに話していた。
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