足利市民とJA足利農産物直売所部会などが連携して1月29日能登半島地震被災者に足利市産のイチゴを贈った。同地震被災地に炊き出し支援に入った東日本大震災被災地支援チームの一般社団法人SAVE IWATEの求めに応じてのものだ。
窓口になったのは同法人スタッフで足利市民の木村克子さん(55)。同法人本部から31日に岩手県盛岡市を出発し2月1日から実施する炊き出し支援第2弾の際に「栃木県のイチゴを提供したい」との求めに応じ、木村さんが同直売所部会・蓼沼克夫さん(63)に相談。木村さんが市内の仲間に寄付を募り、蓼沼さんも早急に部会で調整を行い費用を捻出し、共同で足利市産の「とちおとめ」「とちあいか」を計120パック購入。29日に同直売所あんあん弥生から盛岡市に発送した。
東日本大震災被災地の復興支援に継続してかかわっている木村さん。避難所などに足利のイチゴを届けた際「とても喜んでもらえた」という記憶がある。「喜んでもらえたらうれしい。できることしかできないが、気持ちを届けたい。今後も継続して支援していきたい」と話す。蓼沼さんは「被災地に直接出向くのは難しいので、今回のような協力ができるはありがたい。イチゴを見て、食べて春を感じ、少しでも元気を出してもらえたらうれしい」と話していた。
SAVE IWATEは第2弾の炊き出し支援を2月1日から5日間、珠洲市、輪島市、穴水町の避難所で実施した。
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