遮熱材・工法により地球温暖化対策に取り組む『日本遮熱(株)』で、営業・広報・経理を担当している野口彩乃さんに話を伺った。
日本遮熱株式会社 営業一課チーフ/2023うつのみや花火大会公式アンバサダー
野口 彩乃 さん
Profile
栃木県佐野市出身。2021年大学卒業後、父 野口修平が代表取締役を務める日本遮熱株式会社(足利市五十部町185-2)に入社、現在に至る。2023年うつのみや花火大会公式アンバサダーに就任。
日本遮熱(株)』への入社を考えたのはいつから
小学生の頃から弁護士になりたいと思っていました。その後は教員をと考えたこともありますが、父の会社の知的財産を守るなどの手伝いが出来ればとの思いから法学部に進みました。就職活動はコロナ禍で、2社ほど大手を受け合格はしたものの、その会社に自分は必要なのかと疑問を抱き、本当に進むべき道は、父の会社ではないかと考えました。
新卒で入社して3年目とのことですが、社内での動きは
自分で企画して動くことが多いです。広報も担当しています。自社パンプレットのモデルの9割くらは私です。営業もメインで動いており、自社ピーアールの講演会のために沖縄から北海道まで、全国を飛び回っています。
弊社は『遮熱材』というものを扱っていて、36件の特許を取得しております。全国にある550の加盟店に、こういったものをどう活用するかなどをお話しております。
企画とは具体的にどのような
会社のピーアールのためにテレビ出演するとか。ジョイさんの番組の「ガールズハッピースタイル」に会社の代表として出させていただきました。栃木テレビ・群馬テレビも同様に、商品のピーアールで出させていただきました。またChatGPT(対話型AIサービス)の運用の仕方を提案したり、世代的に上の方が多いので、得意分野としてSNSを担当しています。そこに自分の存在意義を見つけて会社の中で動いています。最近では、足利市に初めて開局する足利コミュニティFM 『FM DAMONO』に出たいと提案しました。
昨年「2023うつのみや花火大会」の公式アンバサダー就任のきっかけは
弊社は、社長の意向で地元貢献を進めている部分が多くあります。地元貢献のために、県や足利市の様々の募集要項には目を通しています。その中で、ボランティアで行っている、この花火大会を見つけました。ボランティアでの開催に惹かれ自分たちもお手伝いできたらと思い、アンバサダーの募集に応募いたしました。
FM DAMONO についてお聞かせください
うつのみや花火大会のアンバサダーをしているとき出演した、ミヤラジ(宇都宮コミュニティFM)の稲葉社長から、足利のコミュニティFMの開局の話を伺いました。FM DAMONOさんについては、地元貢献の意味で参加させていただきました。ゼロからのスタートで頑張っているところに惹かれました。
また、我々若い世代はラジオをあまり聴かないので、このままだとラジオ自体の存在が危ないと思い、若い人に興味を持ってもらうには、どうしたいいかと考えました。それは興味を持つコンテンツを発信すること、若い人が聴きたくなるような、例えばユーチューバー、インフルエンサーを呼ぶことなどです。私自身、インスタグラマーとして繋がりがある人も多いので、若い人からの着目を得ることができれば、そこをFM DAMONOさんに還元できると思ったのです。
以前、FM DAMONOのパーソナリティー講座に参加されて、番組の企画として経営者の方のインタビューを提案していましたが
はい、経営者の方は横の繋がりが多いので、そういったところにターゲッティングすることで、FM DAMONOさんも広がっていくと思い提案しました。
関わっていくならば、ただ発信するだけでなく、どうしたらより良くなるか骨組みから携わっていきたいのです。
ご自身が考える大きな目標は
弊社の最終的な目的は、地球温暖化を止めるところにあります。いち早く温暖化を止めるために、この遮熱材を効率的に広めることが必要だと考えています。
社長からは、3代先、孫の未来がどうなっているかを考えて動けと言われています。自分自身がインスタグラマーとして活動していることも、温暖化を止めることを前提として、私が影響力をもてればと思ってのことです。最終的な目標達成のためには、何でもやっていきたいなと思っています。
父の教えの中で「失敗は無い。失敗してもできるまでやり続ければ、それは経験なる。」と言われております。
今後やっていきたい事は
一つは、FM DAMONOさんのパーソナリティとして、番組内で影響力のある方をキャスティングして、FM DAMONOさんを日本一のラジオ局にすることです。先頃のパーソナリティ講座の中でも日本一を目指すと仰っていましたから。勝手に同じ目標を持っていますけど(笑)。
さらに、地元貢献としては、『遮熱』を理解し温暖化対策に役立て、防災にも活用してもらうことを目的に、小学・中学・高校で講演を行いたいです。遮熱材を帽子に使用し熱中症対策に役立てたり、製品化した膝掛けを防災グッズとして使用するなどをお伝えできればと考えています。
また、新築の住宅に採用できる最新工法によって、一般家庭での〝熱中症〟〝低体温症〟〝脳卒中〟をゼロにしたいという思いもあり「夏場エアコン・ゼロ」の省エネ80%を目標としたモデルハウスを、足利市内に建てることを(6月末完成)予定しております。
野口さんの存在が同世代の動きにどんな影響を及ぼすのか、未来をつくる若い力に大きく期待したい。
日本遮熱株式会社
〒326-0843 栃木県足利市五十部町185−2
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