足利市消防本部と同市防火協会主催の2023年度消防フェアが9月23日、同市大月町の商業施設アシコタウンあしかが駐車場で開かれた。4年ぶりの開催を待ちに待った家族連れが多数訪れ、はしご車バスケット搭乗や消火器での放水など普段では体験できない楽しいイベントに子どもたちは大喜び。会場は笑顔であふれていた。
市民の防災意識の向上や消防行政への理解を深めてもらおうと開催を初めて今回で14回目。同市内の消防団や同市女性防火クラブ連絡協議会が開催に協力している。
開場と同時に来場者はお目当てのイベントに一直線。とりわけ人気が高かったのがはしご車バスケットへの登場体験。子どもを抱いて記念撮影していた父親は「これが目当てで早くから並びました。満足です」と話していた。
また同市内の企業から寄付された子ども用防火衣を着ての記念撮影、消火器を使った消火体験、塗り絵コーナーなども子どもたちに人気。このほか、消防防災メールなどの加入の呼びかけや住宅用火災警報器設置のPRなども行われた。柏瀬正消防長は「みなさんが楽しそうでわれわれもうれしい。これを機に防災意識をさらに高めていただければ」と話していた。