足利市西部地区の一大イベント「あしかが坂西軽トラ市」(同市実行委員会主催)が10月15日、同市葉鹿町で開かれた。あいにくの雨天となったが市内外から多くの人が来場。傘の花を咲かせながらお気に入りの商品をみつくろっては購入していた。
同市は栃木県商工会連合会の呼びかけに足利坂西商工会がいち早くこたえ、同会員で実行委員会をつくり、地域の活性化を目的に2011年に県内で先駆けて開催をはじめたイベント。2019年10月の19回以降、新型コロナウイルス禍の影響で中断を余儀なくされていたが今年6月に復活の20回目が行われた。
21回目となった今回は地元坂西地区はもとより、桐生市などから42台が参加し、350㍍ほどの通りにずらりと並び、和洋菓子、パン、餃子、ソースカツ丼、焼き鳥、ホルモン、焼きそば、野菜などの食品やアクセサリー、仏具、生花、陶器などが販売された。
また足利清風高校の生徒が参加し、今回は「フラワーロスを知ってもらい、減らすために」と市内の2店舗から譲り受けた花を使って作ったドライフラワーやハーバリウムを販売。
足利市坂西商工会長の田中美雄会長は「雨予報で中止も考えたが、多くのお客さんに来ていただき、大変うれしい」とし「ここで各店の魅力を知ってもらい、実際に足を運んでもらうきっかけにしたい。今後も頑張っていきたい」と力を込めて話していた。