第1回足利の文化財特別公開(同公開事業実行委員会主催)が10月14、15日の両日、足利市内7カ所の神社で行われた。普段みることのできない本殿の彫刻などが見られるとあった市内外から多くの見学者が訪れた。
同市では秋の観光シーズンに合わせ2006年から「文化財一斉公開」として市内60カ所以上の寺社の文化財を公開してきたが、新型コロナ禍の影響で20年から中断。今回は新たな形で公開事業を実施することにしたもの。
公開したのは下野國一社八幡宮、春日神社(小俣町)、樺崎八幡宮(樺崎町)赤城神社(上渋垂町)、星宮神社(梁田町)、日光鹿島神社(大久保町)、三柱神社(駒場町)。
江戸時代初期に建立され、彫刻に桃山時代の名残が認められる春日神社には公開開始時間と同時に見学者が訪れ、解説役のボランティアに話を聞いたり、写真撮影を行っていた。群馬県から訪れた家族は「きょう1日かけて7カ所を巡って、楽しみたい」と話していた。(写真はいずれも春日神社)
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