記念すべき『minimu』創刊の巻頭を飾るのは、2024年の幕開けに相応しい足利市にゆかりの3名です。落語界から三遊亭歌橘さん、プロ歌手の堀優衣さん、この春開局となる足利コミュニティFM 事務局の根岸智也さん。自身の近況や将来の目標、さらには足利市を盛り上げるには!などおおいに語り合っていただきました。
そして鼎談の冒頭、3名の意外な共通点が明かされます。どんな話が飛び出すかご期待ください。
伝統文化の活用と若い人に向けたリールでまちを盛り上げる
両毛地域でのインタビューということで、これからの足利市についても伺います。どのようになっていけば、もっと盛り上がるとお考えですか。
伝統ある八木節があるんですが、まち全体で盛り上げられたらいいですね。八木節は僕も子どもの頃から今でも親しんでいますが、やはりお隣の桐生八木節とは活気違うんですね。桐生はまち全体で盛り上がっている。八木節というマイナーなものを一つのエンターテイメントとして捉えていますよね。
足利市には様々な伝統文化があります。国宝鑁阿寺とか足利学校とか有名な史跡も。論語もそうですね。それらをもっと盛り上げていきたいと思いますね。
堀さんはどうですか?
私の視点になりますが。どこかに行こうかなと思った時、インスタで検索するんですよ。「表参道ランチ」とか「軽井沢オススメ」とか。大体リールっていう動画で1日のモデルプランみたいなのが流れてきて、そこに行くと人が溢れいます。一方で地元の人しか知らないご飯屋さんも多分いっぱいあると思うんです。そういう場所をインスタなどを通じて発信したら、いいなって思います。
例えば「足利市はあしかがフラワーパークがあるところだよ」と言うとすごく通じるんですよ。だけど、そこからもっとまちなかや、色々な場所に来てもらいたい。そんなプランを紹介するリールが流行ったらいいと思います。バズたら、若い人も来てくれるんじゃないかなって。
観光マップはあるけど、結局は全部スマホで調べる時代ですね。そういうのがあったらいいですね。
足利市をもっと活性化させるために、ご自身がやっていきたいという想いはありますか。
ビッグプランですけど、足利に寄席を、演芸場をつくりたい!20年前に観光大使になった時からずっと言っていますね。でもつくったところで、お客さんが入るのか?とか色々ありますけど。一案として、東映の映画館ですが、全然使っていないですよね。あれを何とかしたい思いがずっとあるんですよね。
足利市だけじゃなくて、この両毛五市で共同で連携してできたらいいですね。確かに身近で文化に触れられる場所というのはなかなかないですよね。
堀さんは、地元にこういう貢献をしたいとかありますか。
定期的にコンサートやりたいですよね。最近はイベントなどで歌うことは多いんですが、ホールとかのコンサートを再開したいなって思います。それが恩返しに繋がったらいいですよね。私がどこまで出ていけるか分からないのですが、歌を聴いてくださる方々が増えて、そういう方々が足利に来ていただけたら、めちゃくちゃ嬉しいなと思いますね。