足利市は今年度の避難所開設・運営研修を6月17日、同市相生町の市生涯学習センターで実施。災害発生時に避難所をすみやかに開設し、適切な運営ができるよう実施しているもので、参加した職員が受け付けや要配慮者への対応など手順を確認した。
同研修は2019年の台風19号被害の教訓を踏まえたうえで20年から実施している。今回参加したのは同年に編成された市内37カ所の避難所開設・運営を担う緊急地区隊員222人のうち74人と同市危機管理課職員。
当日は午前中に座学を受け、午後から避難所の設営や避難者の受け付け、要配慮者などが避難するスペースと動線、物資や資機材の使用方法などの確認を行った。
午後の研修は早川尚秀市長が「緊迫した状況下でスムーズに対応できるようしっかり訓練してほしい」との訓示でスタート。物資、資機材の確認ではパーテーション、敷マット、折り畳みベッド、段ボールベッド、簡易トイレの組み立てなどを体験。災害時に備えてスキルを上げていた。
目次