足利市大前町の自性院(山井恵澄住職)で6月2日、境内整備を記念した落成式が行われ、法要や雅楽、舞楽の奉納などが行われたほか、キッチンカーやワークっショップの出店もあり、きれいになった境内はにぎわいをみせていた。
同寺は天慶2年(939年)の創建という。境内に立つ、由来によれば江戸時代中期に用水開設のため現在地に移転。1862年に本堂が再建され、1994年から96年にかけて大改修が行われた。
今回の庭園整備は市内企業主の好意によるもので、本堂前の石庭整備をはじめ、歴代住職墓前整備、弘法大師像の外構工事、駐車場、境内街灯、ベンチの整備なども行われた。
落成式では法要に続き、足利雅楽会のよる演奏、あしかが伝統文化親子教室実行委員会の子どもたちによる舞楽「迦陵頻(かりょうびん)」の奉納も行われた。
山井住職は「境内整備をしていただき本当にうれしく思います。自分ももっと成長していけるよう努力したい」と話していた。
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