若い力で足利を盛り上げていく「あしかが高校生くらぶ・あしもり隊」が7月5日、足利市役所で記者会見を開き、今年度実施するプロジェクトを発表し、第4期が本格的にスタートした。隊独自規格の主催イベントの実施、市内の神社と連携して地域を盛り上げる活動など新たなプロジェクトにも挑戦していく。
市制100周年に合わせ、2021年6月に発足。活動は「足利市を明るく、楽しくさせること」「足利市の魅力を発信すること」「足利市が困っていることを解決すること」を目的にプロジェクトを展開。キッチンカーフェスやバスのラッピング、隊の活動動画配信、地域の祭の開催支援、まちづくり活動などさまざまに行ってきた。
今年度は市内外の8高校に通う市内の高校生112人が参加。プロジェクトを企画、立案、実施する本隊と足利高生をメンバーとする写真部、足利南高生をメンバーとする美術部、足利工高生をメンバーとする産業デザイン部で構成。本隊には足利、足利清風、足利工、足利南、白鷗大足利、樹徳、佐野、わせがくから参加している。
「おまもり部」と名付けたプロジェクトでは高校生の視点で地元の若者を盛り上げる独自の主催イベントを秋に実施する予定。「神社エール」プロジェクトでは同市島田町にある島田八坂神社と連携し、8月にも神社の装飾などを行い、地域を盛り上げていく。
JR足利駅北口で継続して実施しているキッチンカーイベントは「あしかがCO₋COフェス-ACF-」に名称変更するとともに、さらに盛り上げるための新たなイベントも付加していく方針。継続実施の「あしもりTV」は隊の認知度や足利の魅力を伝えるための動画制作を行いSNSなどで発信していく。
「写真部」は技術講習会などを行いながら同市と連携して広報などでの活用を予定する。「美術部」は同市内で開かれるアートイベントに作品展示を予定。産業デザイン部は市内路線バスの時刻表や移住定住イベントグッズなどのデザイン制作に取り組んでいく。
今年度の隊長となった初澤京さん(足利工3年)は「メンバー一丸となって独自性のある活動ができれば。また昨年度より自分たちがやりたいことを形にしていきたい」と話していた。
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