10月14日足利市民プラザ別館にて、開倫ユネスコ協会(林 明夫 会長)主催『2024年度開倫ユネスコ文芸大賞表彰式』が開催された。
開倫ユネスコ協会は「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」とのユネスコの基本理念に賛同し、2001年に公益財団法人日本ユネスコ協会連盟に加盟し、「人間の安全保障」の推進や「世界寺子屋運動」などの支援を行っている。
また、持続可能な社会への取り組みとして「文芸大賞」など多数の活動を実施しており、当日は取り組みの一つである「開倫ユネスコ文芸大賞」の表彰式が行われた。エッセイ35作品、ポエム59作品、俳句143作品、短歌38作品、童話10作品、イラスト2作品、書道45作品、小説8作品、読書2作品、応募総数342作品が寄せられ、特に優れた作品が表彰された。
林会長は主催者挨拶の中で、今般日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことは平和に貢献することとして高く評価すると語った。今回の文芸大賞に対しては、素晴らしい作品が集まったことを喜ばしいことと述べ、さらに参加者に向けて、歴史・文化に溢れた足利市を堪能して欲しいと、史跡足利学校や鑁阿寺についての紹介をし、最後に来年もぜひ文芸に親しむこの取り組みに参加して欲しいと結んだ。
次に部門ごとの審査員長として、馬里邑れい(作家)・沼尾歩(下野新聞社足利総局長)・平野英樹(佐野日本大学高等学校国語科学年主任)・落合美里(星の杜中学校・高等学校国語科長)・倉田万智子(星の杜中学校・高等学校司書)敬称略の面々が紹介された。
表彰式の後は、分科会としてそれぞれの部門に分かれ、審査員長と受賞者の懇談の時間が設けられ、各審査員長より専門的な総評をもらい、有意義な時間を過ごしていた。