9月16日、名草craftセンターを集合場所として「あしかが移住者倶楽部 vol.4」が開催された。今回はアートと共に街を知る文化に触れる「アシカガアートクロス2024」の会期中(9月14日~29日)であり、同イベントとのコラボ開催となった。「あしかが移住者倶楽部」(主催・運営:一般社団法人からりこ舎)は足利へ移住してきた人や移住者と繋がりたい人なら誰でも参加できる会となっている。
今回の会場となった名草は「アシカガアートクロス2024」のメインエリアとなっている。この日は、名草調べ隊Y&A・田部井洋文さんに「里山名草 土地の歴史と文化」の話を伺い、足利市地域おこし協力隊/ARTあしかが実行委員会事務局の島田浩子さんには「アシカガアートクロス2024」名草地区の名草セミナーハウス、旧ガソリンスタンド、旧名草保育所の3会場をめぐりながら、作家や作品の解説などを伺った。
「名草出身ですが18~60歳の間は地元を離れ、6年ほど前に戻りました。今は名草のこと知りたいと歴史などを調べています。今回は名草の昔の話として、明治初期の金蔵院周辺、弁天様・巨石群の伝説、1352年から約70年間この地を治めた南一族、大正デモクラシーの頃の名草村・分村独立運動など4編を紹介します。」と田部井さん。集落一帯に田部井姓がお多かったことなども語られた。
「『アシカガアートクロス』は2018年にスタートし『アートを通して足利のまちや魅力を知る』をテーマに開催されてきました。歴史・文化のまちとして、これまで街中を中心に紹介されてきましたが、足利の魅力はそれだけではなく、ここ里山名草も移住者に好まれる人気のエリアで、私自身も名草を多くの人に知ってもらいたいと会場に選びました。」と島田さん。
里山の風景が広がる名草地区で、自然とアートが織りなす様々なメッセージを感じるとる体験ツアーとなった。
秋山×林:秋山佳奈子×林朝子/民話や伝承から着想し、共同でインスタレーション作品を制作(名草セミナーハウス中)