NPO法人あがた農楽園(石川隆道理事長)が主催する第3回あがたスマイルイルミネーションが東武鉄道・県駅南公園などを会場に12月9日から開幕。オープニングイベントには昨年の倍近い人たちで大にぎわい。昨年より1万球増えた4万球で作ったイルミネーションの前に立ち、笑顔で記念撮影を行っていた。
同イベントは「東武線沿いにもイルミネーションを設置して足利を盛り上げよう」と石川理事長を含め有志3人で飾り付けを行ったのが始まり。2年前からは県地区の農家が中心となって「仕事をつくる」「仲間をつくる」「未来をつくる」をキーワードに設立し、社会福祉法人渡良瀬会の利用者や高齢者とともに農業に取り組む農楽園が引き継いで実施。農業資材などを活用しながら、自分たちで飾り付けた。昨年からは参加型として協力者や寄付者を募り、イルミネーションも多彩となった。今回も口コミなどで応募者が増え、昨年の5倍にあたる20団体・個人が協力した。
セレモニーでは同園が第62回農林水産祭表彰行事のむらづくり部門で農林水産大臣表彰を受賞した報告に続いて、来場者でクラッカーを鳴らして点灯。来場者から歓声が上がった。プラザ・サックスオーケストラの演奏やカラオケ、夜店も並んだほか、近所の人が「子どもたちのために」と作った風車の無料配布もあり、来場者を喜ばせた。、
石川理事長は「回を重ねるごとに協力してくれる人が増え、どんどん輪が広がっていることに感謝しています」とし、「障がいのある人や高齢者が車の中からでもイルミネーションを楽しんで欲しいという大きな目的のひとつをさらに進めるため、今後も頑張っていきたい」と話していた。
同イベントは来年2月中旬ごろまで。点灯時間は午後5~9時。