あしかがフラワーパークと足利市消防本部中央消防署東分署が連携した初めての救急活動訓練が7月18日、同市迫間町の同パークで行われ、通報から誘導、搬送補助などの手順を確認した。
足利の一大観光施設で多くの来場者がある同パーク。年数回消防の協力を得て、普通救命講習会や消防訓練などを実施している。今回の訓練は急病人やけが人が出た場合やこの時期懸念される熱中症患者が発生した場合、救急活動をより迅速的確に行えるようにしようと計画した。
訓練は熱中症のような症状で動けなくなっている男性を従業員が発見。すぐに119番通報し、声をかけながら救急隊の到着を待った。救急隊が男性をストレッチャーに載せた後は従業員が通路を確保しながら出口まで誘導。男性を救急車に収容し、無事訓練を終了させた。
執行役員で営業部本部長の小林隆一さんは「これまでも訓練を実施してきましたが、今後も消防に協力していただきながら、よりスムーズに行動できるよう取り組んでいきたい」と話した。また、東分署・小堀芳幸分署長は「これまでも救急車の誘導など的確にしていただいているが、この訓練でさらに再確認できました。われわれも観光客の方が足利に安心して来ていただけるよう努力していきたい」と話していた。
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