足利市鵤木町の足利市水処理センターで7月20日、恒例の施設公開が行われ、夏休みに入ったばかりの子どもたちなど多く家族づれが来場し、市職員の説明で下水道の役割や施設の仕組みなどを学んだ。
同イベントは市民に下水道事業や処理場の現状、役割と仕組み、必要性について理解を深めてもらうことがねらい。周辺住民で組織された市水処理センター環境保全協議会の協力を得て実施している。
今回は人気の処理施設見学に加え、トイレットペーパーとティッシュペーパーの溶け比べ、油の固まり方の実験、下水管内を走るテレビカメラの操作体験、管理棟内の各コーナーを巡るスタンプラリークイズなど初めて実施したほか、顕微鏡をつかって下水をきれいにするために活躍する微生物の観察、パネル展示など自由に見学できるコーナーを増やし、来場者により楽しんでもらえる工夫をした。
処理施設では下水が最初沈殿池、エアレーションタンク、最終沈殿池などを経てきれいな水になっていく過程を見学。子どもたちは「こんなにきれいになるんだ」と驚いた様子。このほか、スーパーボールすくいやポンポン釣りコーナー、かき氷サービスなどもあり、子どもたちを喜ばせていた。
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