来季、悲願のCS出場へ、広島から優勝ヘッドコーチを招聘
B1・群馬クレインサンダーズの新たなヘッドコーチ(HC)に2023-24シーズン、広島をチャンピオンへと導いた名将、カイル・ミリング氏の就任が決まった。また、10月からの新シーズンはB1リーグの開幕戦としてホームで広島と対戦することも決定、悲願のチャンピオンシップ(CS)出場へ向けて動き出した。
結果に裏打ちされた手腕への高まる期待
ミリング氏はアメリカ出身で49歳。自身もプロバスケットボール選手として活躍した経験と知識を活かし、世界的にもハイレベルなフランス1部リーグで指揮しその手腕を発揮し確かな実績を残してきた。来日して横浜ビー・コルセアーズ、広島ドラゴンフライズと活躍の場を移し、広島では就任2年目でチームを初のCS出場、そして、わずか3年目の昨季に優勝へと導いた。その結果のみならず、ミリング氏の真髄はチームマネジメント能力にあり、選手とスタッフのモチベーションを上げる能力に長けているという。「チームが最高の状態で試合に臨めるよう、誰よりも関わる人々すべてのことを理解しようとする姿勢を持ち合わせ、選手全員の長所を理解し若手やベテランに関係なく一人ひとりのポテンシャルを勝利のためにどう活かせるかを常に考え結果を出せるミリング氏こそ幅広い年代の実力者がそろうサンダーズが飛躍する上で最もふさわしいHC」とクラブは高く評価し登用を決めた。ミリング氏は「サンダーズの指揮を執ることになり、とてもワクワクするとともに光栄に思う。最終的な目標のCSでの勝利のためにベストを尽くす」とコメントしている。
2024-25シーズンはBリーグ開幕戦として10月3日にチャンピオン広島とオプアリで対戦決定
ぐんま国際アカデミーでレモネードスタンド活動報告会
太田市のぐんま国際アカデミーで、生徒が考案し行ってきたレモネードスタンド販売の収益金で小児がんの子どもたちを支援する募金活動の報告と寄付贈呈式が開かれた。活動に賛同し協力してきた群馬クレインサンダーズ運営会社の阿久澤毅社長、辻直人選手らも同席し、尽力した生徒らにエールを送った。
活動は2021年10月からスタート。小児がんの認知度拡大と寄付を募ることを目的として、オープンハウスグループ、ポッカサッポロフード&ビバレッジなど協力のもと、サンダーズのホーム戦にレモネードスタンドを設置し、活動の目的を伝えながら販売した。今季の活動は計17回。売り上げの663、426円は150円のレモネード4、395本分にのぼり、売り上げのうち内経費を除く659、242円の寄付が集まった。
日本小児がん研究グループ・群馬県立小児医療センターの河崎裕英副院長から感謝状を贈られた中・高等部のメンバーは「みなさんの力で、中高生でも寄付を集められた」と感謝を伝え、辻選手は「一緒に活動できてうれしく思います。また来シーズン、一緒に活動できたらと思います」と今後の活動への意欲を語った。
(文・写真 松本純明)
GUNMA CRANE THUNDERS News
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