足利市西宮町の足利織姫神社で8月21日、恒例の七夕短冊お焚き上げ祈願祭が行われ、主催する同神社奉賛会(秋草俊二会長)の役員が全国から寄せられた短冊に火をつけ、「みなさんの願いが天に届きますように」と祈っていた。
同祭は2004年から同会が始めたもので、企業やショッピングモールなどが開催した七夕イベントで使用した短冊を「お焚き上げ祈願」する同会主要行事のひとつ。今年は32団体から約8万枚が寄せられた。
神事の後、特別に製作した「お焚き上げ用のかご」に短冊を入れて点火。「大きくなったらケーキ屋さんになりたい」「ともだちがいっぱいできますように」「家族仲良く、みんな元気で」などさまざまな願いが天に昇っていく様子を参加した同会役員ら15人と学内に七夕飾りを置き、今回も短冊を奉納した足利大学看護学部関係者が見守った。
秋草会長は「情報発信に工夫しながら今後もしっかりと運営し、地域のみなさんとともに神社をもっと盛り上げていきたい」と話していた。
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