里山地域活性化事業活用
あしかが輝き大使でナチュラルチャイニーズレストラン南青山エッセンスのオーナーシェフ・薮崎友宏さんが足利の地元企業や農家などと連携して2020年に立ち上げた食の新ブランド「あしかがヌーボー」の第3弾として「名草米のしょうが粥」が完成。販売を開始した。
「足利マール牛肉まん」、火鍋用スープ「名草生姜の薬膳火鍋」に続く第3弾。しょうが粥は火鍋と同様、地域資源をいかした持続可能なまちづくりをめざした里山地域活性化事業(地方創生推進交付金事業)として、名草地区に拠点を構え活性化に取り組む集落支援員がコーディネーターとなり薮崎さんと、同地区の農家、製造元の「ふーでゅーす」(昌平町)代表の吉田茂隆さんと連携して開発を進めた。
名草地区では米が余剰気味と聞いた薮崎さんが店でも出している粥に名草の特産品であるしょうがを使った商品を着想。名草産の米(コシヒカリ)、乾ウコン粉末、乾ショウガ粉末、乾シイタケ粉末を使用し「子どもから高齢者まで食べやすいように」と吉田さんと味を調整して完成させた。
3月16日には名草ふるさと交流館で説明会と試食会が行われ薮崎さんは「干し貝柱、干しエビ、オイスターソースなどで旨味をしっかり出し、赤米と黒米も配合して食感も楽しいものとしたので、若い人からお年寄りまで楽しんで食べていただけると思います」と話した。試食した関係者は「後からショウガの刺激が追いかけてくる感じでおいしい」と話していた。
1パック250㌘で価格は550円。常温でも一定期間保存できる。味工房ふ~でゅ~す(電0284・55・5930)の店頭やオンラインショップで購入できるほか、ふるさと納税返礼品としても活用する予定。