足利市民交響楽団(松場政芳会長)の第10回スプリングコンサートが足利市朝倉町の足利市民プラザ(あしかがフラワーパークプラザ)で開かれた。恒例の子どもピアニストとの共演はともに豊かな音色で満員の観客を魅了した。
同楽団は「足響」の呼称で市民に親しまれているアマチュアオーケストラ。1952年に管弦楽研究会として発足し、その後名称を変え、活動を展開。現在は足利市民を中心に60人が在籍している。スプリングコンサートは活動の大きな柱で、今年はさまざまなは音楽団体が出演する市民プラザ音楽祭の開幕を飾った。
「春の名曲クラシック演奏会」と題して2部構成で演奏を披露。1部では公募で選んだ県内の中学生ピアニスト3人とベートーベン・ピアノ協奏曲第1番の第1~3楽章を演奏。中学生の素晴らしい演奏もあって観客からは大きな拍手。
2部ではグリークの「ペール・ギュント」やラヴェルの「亡き王女のためパヴァーヌ」、チャイコフスキーの幻想序曲「ロミオとジュリエット」をたっぷりと聴かせた。
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