第108回足利花火大会(同大会実行委員会主催)が8月3日、足利市の田中橋下流渡良瀬運動公園・河川敷で行われ、市内外から約45万人(主催者発表)が訪れ、真夏の夜空に次々と打ちあがった約2万発の光と音の競演に酔いしれた。
1903年(明治36年)に始まり、栃木県内で最も歴史があるという花火大会。同大会実行委員長の相馬稔足利商工会議所会頭の合図で5秒前からカウントダウンを行い、来場者が待ちに待った打ち上げがスタート。次々と打ちあがるスターマインや尺球、5号球の連続、大ナイアガラ、ワイドスターマンと約1時間半、間断無く空を焦がす花火に来場者は大歓声を上げていた。
また、お楽しみの露店も多数並び、来場者はあちこちの店をのぞいて祭りの気分も存分に味わっていた。
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花火大会を盛り上げようと同会議所青年部が前夜祭イベント「ヤングヤング夏祭り」を同1・2日の両日、同市通二丁目の同商工会議所友愛会館で開催。縁日イベントやプロレス、バンド演奏、ダンスパフォーマンスなど多彩なイベントで来場者を楽しませた。
2日は午後1時のイベントスタートと同時にたくさんの子どもたちや家族連れが来場。建物地下を使って作ったお化け屋敷からは、子どもたちの楽しそうな絶叫が響き、射的やヨーヨー釣り、お菓子釣り堀、スーパーボールすくいなどに熱中する姿もあり、館内は熱気に包まれた。市内の小学生は「今年も楽しみにしてました。お菓子がたくさん取れてうれしい」と笑顔で話していた。また主催団体の関係者も「子どもたちがこんなに楽しそうな顔を見せてくれて、実施した甲斐がありました」と満足そうに話していた。
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