足利市とライフドリンクカンパニー(本社・大阪市)が災害時での飲料供給に関する応援協定を締結。7月31日には同市役所で締結式が行われた。
協定内容は、災害で応急対策や復旧対策が必要になった場合、同社が持つミネラルウオーターなどの飲料について供給の協力を受けられることを定めたもの。同社によれば自治体との同協定は今回が初めてという。
同社は東北から九州まで多くの生産拠点を持ち、足利市では2019年、新宿町に同社最大級の製造拠点栃木工場を開設、稼働を開始。月に120万ケース(1ケース12㍑)を出荷。また、場内には70万ケースがストックできる倉庫を持つ。市のふるさと応援寄付金(ふるさと納税)の返礼品として人気が高く、1~3位に同社のナチュラルミネラルウオーターが並ぶという。
また、今年2月には使用済みペットボトルの水平リサイクルに関する協定も締結している。
締結式で早川尚秀市長は「飲料水の確保は災害時の最上位の重要課題。今回の締結は足利の防災力をさらに補強するもので、感謝します」とあいさつ。同社の神野博之生産本部長は「災害が発生した際にいちはやく必要な方に提供できるようにすることも我々の使命。今後も安全安心な製品を届けられるよう企業活動にまい進したい」と述べていた。
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