足利ユネスコ協会(岡村静幸会長)主催の第64回足利ユネスコ学校がこのほど、足利市助戸仲町の助戸公民館を主会場に4年ぶりに開かれ、市内の小学校3~6年までの児童83人が参加。7月31日から8月4日までの5日間の日程で友だちづくりや文化財めぐり、工作、実験などを行った。
同学校は夏休みを利用して市内の小学生に国際理解や国際交流などの教育を行い、ユネスコ精神を学んでもらおうと1960年を初回に実施しており、同市内の子どもたちに人気の〝学校〟だ。
初日は開校式とユネスコについての学習が行われ、その後子どもたちはは文化財めぐり、廃油を使った石鹸づくり、史跡足利学校や国宝鑁阿寺の写生、SDGs(持続可能な開発目標)の学習とソーラーミニカー模型の工作、舞楽や音楽の鑑賞などを行った。
ソーラーミニカーは子どもたちが楽しみにしていた学習項目のひとつ。ミニカーの屋根に載せた太陽光パネルからのエネルギーでモーターを回し、走らせる。助け合いながら完成させた後は屋外に出て実際に走らせて楽しんでいた。
写真 えとき
文 原嶋